足場って使い終わったらどうなるの?
~解体して終わりじゃない!足場材が現場を離れるまで~
こんにちは!
千葉県市原市に事務所を置き、足場組立などの鳶工事を行っている有限会社 綾総建設です。
前回のブログでは、
「足場ってどうやって現場まで運んでるの?」
というテーマで、足場材を準備してトラックに積み込み、現場へ運び、荷下ろしをして、足場を組み始めるまでの流れをご紹介しました。
普段、街中で何気なく目にしている足場。
完成した状態を見ることはあっても、
「これだけの足場材をどうやって運んできたんだろう?」
というところまでは、なかなか見る機会がありませんよね。
では今回は、その反対!
工事が終わって役目を終えた足場は、そのあとどうなるのでしょうか?
「工事が終わったら、その場で全部バラバラにして終わり?」
「解体した足場材は捨てるの?」
「また別の現場で使うの?」
「大量の足場材をどうやって持って帰るの?」
そんな疑問にお答えしながら、
「足場が現場を離れるまで」
をご紹介していきたいと思います!
前回が「足場の行き」なら、今回は「足場の帰り」。
足場工事は、組み上がったところで終わる仕事ではありません。
実は解体や搬出にも、職人の技術や段取り、安全への意識がたくさん詰まっています。
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まずは足場のお仕事が終了!
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足場は、建設現場でさまざまな職人さんが安全に作業するためにつくられるものです。
建物の塗装。
補修工事。
設備工事。
橋梁工事。
プラント工事。
現場によって目的はさまざまですが、必要な作業が終われば、足場も役目を終えることになります。
ここで、
「じゃあ次の日からすぐ解体!」
と思うかもしれませんが、勝手に解体を始めるわけではありません。
足場を使った作業が本当に完了しているのか。
もう足場を使用する作業が残っていないのか。
解体できる状態になっているのか。
現場の状況を確認しながら進めていきます。
もし、
「あそこ、もう一度作業したかった!」
となったあとに足場を解体してしまっていたら大変です。
足場は、私たち足場職人だけが使うものではありません。
その足場を必要としているさまざまな職種の方がいます。
だからこそ、周囲との連携も大切になります。
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解体前にも「段取り」があります
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前回の記事でも出てきた、
「段取り」。
足場を組むときだけではなく、解体するときにもとても重要です。
どこから解体していくのか。
解体した資材をどこへ下ろすのか。
下ろした資材をどこに置くのか。
トラックはどこに入るのか。
どのような順番で積み込むのか。
現場の状況を見ながら、作業の流れを考えます。
ただ上から順番に外していけばいい、というほど単純ではありません。
現場によって足場の形も違います。
周囲のスペースも違います。
他の作業が行われていることもあります。
限られたスペースの中で、安全に、そして周囲の作業にも配慮しながら解体を進める必要があります。
「組む前に段取り」
そして、
「解体する前にも段取り」。
実際に作業を始める前の準備が、そのあとの仕事を大きく左右します。
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いよいよ足場を解体!
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準備が整ったら、足場の解体作業が始まります。
組み立てた足場を、今度は順序よく解体していきます。
ここで大切なのが、
「解体だから簡単」
ではないということ。
完成した足場を見ると、とても頑丈に見えます。
でも、その足場はさまざまな部材を組み合わせてつくられています。
解体作業では、それらを一つずつ取り外していきます。
当然、取り外せば足場の状態も少しずつ変わっていきます。
そのため、
「どこを先に外すのか」
「今どのような状態なのか」
を確認しながら、安全に作業を進めることが大切です。
足場を組む技術だけでなく、安全に解体するための知識や経験も足場職人には必要です。
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組立と解体、どっちが大変?
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これはちょっと気になるところではないでしょうか。
「組むのと解体するのって、どっちが大変なの?」
一概にどちらとは言えません。
現場の規模や形、足場の種類、その日の状況などによっても変わります。
組立では、何もないところから足場をつくっていきます。
一方、解体では、完成している足場を少しずつなくしていきます。
組立には組立の難しさ。
解体には解体の難しさがあります。
そして、どちらにも共通しているのが、
「安全第一」。
解体作業は慣れてくるとテンポよく進むこともあります。
だからこそ、急ぎすぎたり、慣れから確認がおろそかになったりしないよう注意することが大切です。
「早く終わらせること」より、
「安全に終わらせること」。
これは組立でも解体でも変わりません。
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解体した資材はどうやって地上へ?
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高いところにある足場材。
解体したら当然、地上まで下ろす必要があります。
ここでも現場の状況や設備、資材などに応じて、安全な方法で地上へ下ろしていきます。
そして大切なのが、職人同士の連携です。
高所で作業している人。
下で資材を扱う人。
周囲を確認する人。
それぞれが自分勝手に動いてしまったら危険です。
だからこそ、
「声を掛け合う」
「相手の動きを確認する」
ということが大切になります。
足場職人の仕事を見ていると、資材がどんどん移動して、あっという間に足場がなくなっていくように見えることもあります。
でも、そのスムーズな動きの裏側には、職人同士の連携があります。
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「阿吽の呼吸」に見えても確認は大切!
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長く一緒に働いている職人同士になると、
「次はこれだな」
「たぶんここに持ってくるな」
と、相手の動きが分かることもあります。
見ている側からすると、
「何も言わなくても分かるの?」
と思うくらいスムーズに作業が進むこともあります。
でも、安全に関わる部分では、
「分かっているだろう」
だけで済ませないことが大切です。
必要なところでは声を掛ける。
周囲を確認する。
自分だけで判断しない。
現場では、こうした基本の積み重ねが事故防止につながります。
経験があるから確認しなくていいのではなく、経験があるからこそ基本を大切にする。
それも職人に必要な姿勢だと思います。
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足場がどんどんなくなっていく!
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足場の組立では、何もなかった場所に少しずつ足場が立ち上がっていきます。
解体はその逆です。
朝には建物や構造物を囲っていた足場が、作業が進むにつれて少しずつなくなっていきます。
今まで見えなかった建物の外観が見えてきたり。
足場の中に隠れていた部分が現れたり。
最終的には、
「ここにあれだけ大きな足場があったの?」
と思うくらいスッキリします。
自分たちが組んだ足場が役目を終え、きれいになくなっていく。
組立とはまた違った達成感があります。
そして足場がなくなると、
「この現場も終わりが近づいているんだな」
と感じる瞬間でもあります。
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下ろした足場材はそのまま放置……しません!
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解体した足場材は、次々と地上へ下りてきます。
ここで、
「とりあえず空いている場所に置いておこう!」
としてしまうと、そのあとが大変です。
足場にはさまざまな部材があります。
長さや形も違います。
それをバラバラに置いてしまえば、積み込みのときに再び仕分けをしなければなりません。
さらに、資材が乱雑に置かれていると、通行の邪魔になったり、つまずきなどの原因になったりする可能性もあります。
そこで大切なのが、
「整理しながら作業すること」。
同じ種類のものをまとめる。
長さなどを確認する。
通路をふさがないようにする。
次の作業を考えて配置する。
解体作業中にも、すでにそのあとの積み込みを考えながら動いています。
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ここでも登場!整理整頓
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前回の「足場ってどうやって現場まで運んでるの?」でも、整理整頓についてお話ししました。
実は、帰りも同じです。
現場へ持ってくるときには、必要な資材を整理して積み込む。
現場から帰るときには、解体した資材を整理して積み込む。
足場工事では、整理整頓がさまざまな場面で重要になります。
「片付けは最後にまとめてやればいい」
ではなく、
「作業しながら整える」。
これが結果的に安全でスムーズな作業につながります。
職人の技術というと、高い場所で足場を組んでいる姿をイメージしがちです。
でも、こうした整理や段取りも立派な仕事の一部なんです。
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解体した足場材は捨てるの?
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ここで、一般の方には意外と知られていないかもしれないポイント。
「使い終わった足場材って、そのまま捨てるの?」
基本的に、足場材は一度使っただけで役目を終えるものではありません。
状態を確認し、適切に管理しながら繰り返し使用されます。
今日までこの現場を支えていた足場材が、また別の現場で足場の一部になる。
そんなこともあります。
だからこそ、足場材は大切に扱う必要があります。
乱暴に扱って傷めてしまえば、安全な足場づくりにも影響します。
資材は職人にとって仕事に欠かせない大切なもの。
使ったら終わりではなく、
「次も安全に使えるように扱う」
という意識が必要です。
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資材の状態を確認することも大切
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足場材は何度も使用されるものだからこそ、状態の確認も重要です。
変形していないか。
破損していないか。
安全に使用できる状態か。
必要に応じて確認を行い、適切に管理します。
足場は、その上で人が作業する設備です。
「まあ、このくらいならいいか」
ではいけません。
資材一つひとつが、安全な足場をつくるための大切な部品です。
普段、完成した足場だけを見ていると分かりにくいですが、こうした資材管理も足場工事を支えています。
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そして再びトラックへ!
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解体した足場材を整理したら、今度はトラックへの積み込みです。
前回の記事では、
「現場へ向かうための積み込み」
をご紹介しました。
今回は、
「現場から帰るための積み込み」。
行きと同じように、安全に運搬できるように積み込むことが大切です。
資材の種類や形、重量などを考えながら積み込みます。
ただ荷台に載ればいい、というわけではありません。
運搬中に荷崩れしないこと。
安全に走行できること。
持ち帰ったあとにも扱いやすいこと。
こうしたことを考えながら積んでいきます。
足場を解体したからといって、そこで気を抜くことはできません。
トラックへ安全に積み込み、現場から搬出するところまでが仕事です。
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忘れ物はない?最後の確認!
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資材の積み込みが終わったら、現場を確認します。
足場材が残っていないか。
道具を忘れていないか。
作業した場所は問題ないか。
現場によって確認する内容は異なりますが、
「全部積んだから帰ろう!」
ではなく、最後まで確認することが大切です。
大きな現場では大量の資材を扱います。
小さな部材や道具まで含めると、さまざまなものがあります。
だからこそ最後の確認まで丁寧に。
足場がなくなったあとも、きれいな状態で現場を離れる。
これも大切な仕事です。
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現場を出るまでが足場工事!
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学校の遠足で、
「家に帰るまでが遠足です!」
と言われたことがある方も多いのではないでしょうか。
足場工事で言うなら、
「資材を安全に搬出するまでが足場工事!」
といったところでしょうか。
足場を組み終わったから終了。
解体したから終了。
ではありません。
資材を整理する。
トラックへ積む。
安全を確認する。
現場をきれいにする。
そして安全に現場を離れる。
最後まで気を抜かずに仕事を終えることが大切です。
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持ち帰った足場材はまた次の現場へ
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現場から戻ってきた足場材。
それで役目が完全に終わるわけではありません。
適切に管理され、また必要な現場へ。
ある現場では橋梁の足場。
別の現場ではプラントの足場。
また別の場所では建物を囲う足場。
同じ資材でも、現場によってまったく違う形の足場になることがあります。
そう考えると、ちょっとおもしろいですよね。
今日まで千葉県内のある現場で使われていた資材が、次は違う場所で別の職人さんたちの仕事を支えるかもしれません。
足場材は、さまざまな現場を渡り歩きながら何度も役目を果たしていきます。
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「組む技術」だけが足場職人じゃない
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足場職人という仕事を聞くと、
「高いところで足場を組む人」
というイメージが強いと思います。
もちろん、それは大切な仕事です。
でも今回ご紹介したように、
解体する。
資材を下ろす。
仕分けする。
整理する。
積み込む。
状態を確認する。
現場を片付ける。
こうした仕事もすべて足場工事の一部です。
さらに、そのすべてに安全への意識が必要です。
派手な作業ばかりではありません。
むしろ外からは見えない作業の方が多いかもしれません。
でも、その一つひとつをきちんと行うからこそ、安全でスムーズな仕事につながります。
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前回と今回で「足場の一周」が見えてきました!
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前回は、
「足場ってどうやって現場まで運んでるの?」
をご紹介しました。
必要な資材を準備する。
トラックへ積む。
現場へ運ぶ。
荷下ろしする。
整理する。
そして足場を組む。
今回はその続きです。
足場が役目を終える。
解体する。
資材を整理する。
トラックへ積み込む。
現場から搬出する。
状態を確認する。
そして、また次の現場へ。
こうして見ると、足場工事は一つの大きな流れになっています。
「組んだら終わり」
ではなく、
準備から始まり、組立、使用、解体、搬出、そして次の現場へ。
この繰り返しによって、さまざまな建設現場を支えています。
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街で足場の解体を見かけたら……
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これから街中で足場の解体を見かけたときは、今回のブログを少し思い出していただけたら嬉しいです。
「あ、工事が終わったんだな」
だけではなく、
「これからあの大量の資材を全部下ろすんだ」
「仕分けして、またトラックに積むんだな」
「この足場材、次はどこの現場に行くんだろう?」
そんな目線で見てみると、今までとは少し違って見えるかもしれません。
何気なく見ている工事現場にも、外からは見えないたくさんの仕事があります。
このブログを通して、そんな建設現場の裏側を少しでも身近に感じていただけたら嬉しく思います。
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最後に
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今回は、
「足場って使い終わったらどうなるの?」
というテーマで、役目を終えた足場が現場を離れるまでをご紹介しました。
完成した足場がなくなっていく解体作業。
一見すると、
「組んだものを外しているだけ」
に見えるかもしれません。
でも実際には、安全な解体方法を考え、職人同士で連携し、資材を整理し、積み込み、最後まで確認して現場を離れます。
そして持ち帰った資材は適切に管理され、また次の現場で新しい足場の一部として活躍します。
前回は「足場が現場に届くまで」。
今回は「足場が現場を離れるまで」。
2回にわたって、普段はなかなか見ることのできない足場工事の裏側をご紹介しました。
足場は、建設現場で働くさまざまな職人の方が安全に作業するために欠かせないものです。
だからこそ、組立だけではなく、準備から解体、搬出まで一つひとつの作業を大切にする必要があります。
有限会社 綾総建設では、これからも安全第一を基本に、一つひとつの現場に責任を持って取り組んでまいります。
また、弊社では一緒に働く仲間を募集しています。
足場工事の経験がある方はもちろん、未経験から挑戦してみたい方も歓迎しています。
最初は資材の名前が分からなくても大丈夫。
先輩の仕事を見ながら、資材の名前や扱い方、道具の使い方、現場での動き方を一つずつ覚えていきます。
昨日できなかったことが、今日はできる。
最初は言われてから動いていたことが、経験を積むうちに自分で「次はこれだな」と考えて動けるようになる。
そうした成長を実感できるのも、職人という仕事の魅力の一つです。
体を動かす仕事が好きな方。
手に職を付けたい方。
仲間と協力して一つの仕事を完成させることに興味がある方。
足場職人という仕事を選択肢の一つとして考えていただけたら嬉しく思います。
これからも有限会社 綾総建設のブログでは、足場工事や建設現場について、
「そういえば、これってどうなってるの?」
という素朴な疑問を取り上げながら、分かりやすくご紹介していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



